WCAN 2019 Autumnに参加したまとめ
今日はWCAN2019 Autumnに参加してきました。
WCANとは?
WCANとは、 Web Creators Association Nagoyaの略で、名古屋を中心としたエリアでWEB制作に携わっている人、WEBに興味のある人のグループとのことだそうです。
序盤のライトニングトークから始まり、ウェブ黎明期から携わられてきた、ウェブ制作会社の社長お二人がプレゼンターで、下記のテーマのお話を伺いました。
「webデザインから始まった、ブランディング・デザインの話」
「web制作のレベルを圧倒的に上げる、マーケティング発想法」
「業界歴最長⁈2人のweb制作会社トップが語る、web業界で成功するための4つの視点」
以下に要点をまとめます!
「webデザインから始まった、ブランディング・デザインの話」
web制作はもうからない。
しかし、アンティーファクトリーは、webデザインだけでなく、ブランディングの構築を支援することで、web以外の幅広い受注* に成功している。
*パンフレット作製、店舗レイアウト作成、社員教育、etc...
ブランディング構築の流れ
・ブランドの定義づけ(アイデンティティ・デザイン)を行う。
例:AKB48「君に会いたい」
アイデンティティデザイン
本質的価値、ユニーク価値、心理的価値を掘り下げたり、理想像を加味したりして作りこんでいくこと。言語化し、映像化し、共有を徹底的に図る。
ブランドを擬人化し、考え方、見た目、行動を考え抜き、現在の姿をお客さんへのアンケートから分析し、こうありたいという姿を経営者・社員にヒアリングで作り上げる。
ブランドイメージを言語化したフレーズから、モデルを探し出す。
・ステークホルダー向けのインナーブランディング。行動規範、制服、社内報の作成etc.
・消費者向けのアウターブランディング。サービス設計、CM、キャンペーンetc.
・それらを計画、制作。クオリティ・コントロールを続ける。
「web制作のレベルを圧倒的に上げる、マーケティング発想法」
2つ以上のスキルを掛け合わせて希少な人材を目指そう。
戦わずして勝つ方法(=マーケティング)を考えよう。
「業界歴最長⁈2人のweb制作会社トップが語る、web業界で成功するための4つの視点」
ウェブの変遷
2000年以前
ウェブは付け足しメディアだった。
広告代理店が制作会社に依頼、制作会社はウェブのエバンジェリスト的な立場にあった。
2001年~2010年
ウェブが普及。
スマホの登場。
解析データを活用するコンサルが登場。
制作会社が企業と直接取引できるようになってきた。
2011年~2020年
ウェブの重要性が高まる。
東京では広告代理店よりも業界を理解しているコンサル会社が力を持つようになった。
ウェブ戦略が重要になった。
企業にもウェブ担当が出て来た。
2021年~
AIの普及。
働き方の変化
リモートワーク、フレックス制、プロジェクト制、副業。
実は生産性はあがらない。
働き方改革で会社が社員に学ばせる環境づくりが難しくなってきている。
学ぶ人間と学ばない人間で大きく差がついてしまうだろう。
これからの名古屋の変化
名古屋はお金を持っている田舎。
イイものさえ作っていれば競争の少ない環境。
外に出ていく理由がない。
EV化による自動車部品点数の大幅減に伴う自動車関連下請けメーカーの淘汰、自動運転による自動車本体の価値の低下など、ものづくりの名古屋も変わらずにはいられない。
生き残るために必要なこと
プロフェッショナリズム。
ネットワーク人材リソース 仕事をお願いできる人をもとう。
人から愛されること。
貴重な人材になること。難しく、専門家が少なく、今後重要になることの中から、自分が好きだと思えることをやる。
学び合い刺激し合える仲間をつくり、自分が得意なこと以外のことも知見を得よう。