UXデザインセミナー4回目 プロトタイピング
本日はUXデザイン連続セミナーの4回目でした。
プロトタイピング
プロトタイピングとは
実働するモデル(プロトタイプ)を早期に製作する手法およびその過程を意味する。
その目的は、設計を様々な観点から検証する、機能やアイデアを形にすることでユーザーから早めにフィードバックを得るなど、様々である(Wikiより)。
セミナーの中では、プロジェクターをスクリーンに見立てたお風呂?のプロダクトや、手袋型の加速度センサーを利用したミニカーを動かすと車のエンジンを吹かす音がするプロダクト、センサーを利用した指をコツコツたたくとドラムの音がするプロダクトのプロトタイピングが紹介されていました。
残念ながらこれらの画像が紹介できないので、グーグルグラス(≒メガネ型のスマホとご理解ください)のプロトタイピングの動画を紹介します。
英語音声ですが、日本語字幕に切り替えられます。
動画によると、グーグルグラスの実際機能するプロトタイピングは1日で作ったそうです。
3種類のプロトタイプ
プロトタイピングには3種類あるそうです。
1.見た目のプロトタイプ
段ボール等を使って、イメージしている製品やサービスの見た目と似たモノを作り検証する
日本企業のイノベーションに不足する「共感力」と「実験体質」 | 月刊「事業構想」2014年11月号
2.振る舞いのプロトタイプ
Adobe XDやSketch、Figmaを使って、実際のアプリに近い挙動をするアニメーションを作ったり、紙で簡単なアプリのデザインを書いてスマホで写真に撮ってスライドショーで流す等により、画面遷移を作り検証する
3.状況のプロトタイプ
ストーリーボードや関係者概要図、セットの作成によって、そのサービスを体験しているのと同じ状況を作り検証する
例えば衝立や段ボールの箱等で店舗の仮組を作り、スタッフや客の導線を検証する等
(よいサンプル写真が見つからず)
個人的に思うプロトタイピングの進め方
1.そのサービス・プロダクトを一言、ワンセンテンスで表現するキーワードを設定する。
例えを使うとなお良し。
・ビジネススキル版のかかりつけ医者
・筋トレできるマッサージ器
・健康食品・漢方のファーストフード店
2.サービス概要を簡単に考える
・普段は今得ている or すでに得ているスキルを話す
ピンチに陥ったときは、その状況を説明すると、適切な対処法、スキルアップのためのメソッド、頼るべきメンターを紹介してくれる
・その器具を使って筋トレをすると、同時にツボを刺激して疲れがとれる
・メニュー表に載った症状、改善したい項目(冷え性、ビタミン不足)を選ぶと、さっとその症状にあった健康食品、漢方を出してくれてその場でさっと食事・服用ができる。
3.サービスの魅力が伝わる印象的な場面を考える
・サラリーマンが今通っているセミナーや勉強会の説明をすると、こういう時に役立つよ、と教えてもらえる。
サラリーマンが仕事で失敗しそうなときに相談に行くと、課長がキーマンだから相談に行くとよい、聞く限り親分肌だから泣きつくといいよ、とアドバイスしてくれる。
泣きつくのが苦手な時は、ロールプレイで泣きつく練習に付き合ってくれる。
・上腕二頭筋のトレーニングをすると、背中のツボを押してくれる。
・カウンターで「最近お腹がゆるいんです」と相談と、店員が対応するボタンを押して1分以内にポンと下痢止めに効く漢方薬とお水が出してくれるので、その場でさっと飲んで帰る。
4. アプリにするか、人手でやるか、リアル店舗を持つか、出張型にするか、といったサービスの提供方法は最後に考える。
自分の持ってるリソースと相談して決める。
プログラミングできないし、頼めるプログラマーいないけど、アプリの方が便利だからアプリ、ウェブの方がかっこいいからウェブ、という発想はかなりリスキー。
最近はヤプリとか、コーディング不要でアプリ開発できるサービスあるけど、やっぱりお金がかかる。
5.今考えたストーリーを人に話してみて、反応を見つつ感想を聞く。
ワイヤーフレームやモックアップ、ダンボールで作った試作品があるとなおよし。
6.まずい点があれば作り直す。
以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。