セミナー主催と集客とUXデザイン
昨日、タスクールさんにて、セミナー主催者のためのUXデザイン活用講座を受講したので、まとめます。
www.kokuchpro.com
講師はUX連続セミナーでお世話になっている加藤公一さんです。
UXデザインとは
UX(ユーエックス)は、User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、日本語では「ユーザー体験」と訳されています。
ユーザー体験とは、ユーザーが製品やサービスを利用することによって受ける印象のことを指します。
そして、そのユーザー体験をデザインすることを「UXデザイン」と言います。主にUXデザインの考え方は、システムや製品などの開発で使われる考え方です。
バルミューダは、「すごい機能のトースター」ではなく、「毎日おいしいパンが食べられる体験」を販売している。
「個人のイイ体験」を安定して提供することができるのか?
⇒Yes. 体系化されたプロセスで、イイ体験=個人の主観 を作り出す。
例)ユーザーインタビュー⇒ペルソナの設計⇒カスタマージャーニーマップの作成⇒プロトタイピング⇒ユーザーインタビュー⇒プロトタイピング⇒(以下略
カスタマージャーニーマップって作る必要あるの?
⇒2人以上のチームでプロジェクトを進めるとき便利。ないと、いつの間にかチームの理解の食い違いが生まれるかも。
UXデザインをセミナー運営に応用
加藤公一さんの体験談
開催していたセミナーが赤字続きだった。
ある時、「有名な先生を呼べば集客できるという思い込み」は、「いい製品を作れば売れるという思い込み」と同じだと気づく。
そこで、仕事でやっているUXデザインの考え方をセミナー運営に応用。
まずはターゲットユーザーを整理。
UXだとWeb系とメーカー系
初級者、中級者、上級者
メーカーの中級者なら会社が費用を出してくれる
詳細なペルソナを設定する。
⇒こういう人のペインを救いたかったと気づかされる
認知して、情報収集して、申し込みに至るまでのカスタマージャーニーマップを作成。
5日間の連続セミナーの申し込み終了前に、Step0の単独セミナーを開催。
価格を抑えて参加しやすくする。
Step0セミナーの参加によって、学ぶ気持ちを高めてもらう。
過去の連続セミナー経験者の声を共有することで、連続セミナーに参加した自分自身の将来像をイメージしてもらう。
SNSの告知は限界がある。
メーカー系だと社内スマホ持ち込み禁止だったり、そもそもSNSやってないことも多い。
そこで紙のチラシを作成した。
⇒社内に貼ってもらやすくした。
もし貼ってもらえれば、たくさんの人に認知してもらえる。
まとめ
連続セミナーへの不安 Step0セミナーで払拭
情報伝達手段 SNS+チラシ
数回に分けて告知することで、何度目かでセミナーに対する興味が一定のラインを超え、アクション(申し込み)を起こす。
告知文を丁寧に作りこみ、興味を持ってくれた方の参加への不安を取り除く。
どんな人が来る?⇒参加者の属性や雰囲気をつかめるようにする。
何をやる?⇒セミナーの様子をブログにアップ。セミナーの写真を公開。
ワークも個人/グループワーク/発表の有無⇒人によってはプレッシャーに感じる事も。
セミナーの申し込みは、平日が多かった。
ビジネス系のセミナーなので、休日は仕事アタマにならず、申し込みに至らない。
⇒告知は平日中心に行うべき!
ワークショップ セミナー等の集客のカスタマージャーニーマップの作成
セミナーというほどのことはやっていないのですが、zoomを使ったオンラインで、少人数での壁打ちをやっておりまして、こちらを取り上げました。
ビジネスで言われるところの壁打ちは答えがない悩みを持っている時、誰かに「壁打ちしてもいい?」というような使い方をすることが多いです。これは「答えを返してくれなくていいからとにかく話を聞いて」という意味合いを持ちます。
悩みがある時に話を聞いてもらっているうちに自分で解決した、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。これはボール(悩み)をただ聞くだけの人(壁)に当てているうちにボール(答え)が返ってくるというような意味から壁打ちと言う言葉が使われるのでしょう。
このセミナーでは、ToBe(理想的な姿)のカスタマージャーニーマップを作成しました。
ピンク色の付箋の箇所が、特に「強い印象のある」ポイントです。
整理してみると、ポジティブな感情としては、なかなか職場の人たちには話せないような個人的なワークの「発表の場が得られた」喜び、ネガティブな感情としては、そもそもこの主催者に「なぜ自分のアクションを語る必要があるのか?」という疑念でした。
ついつい自分は「壁打ちしたほうがいいから参加してくれるよね」と思ってしまいますが、「なぜ自分を選んでもらえるのか」という点について深く考えていないことに気づかされました。
まさに、(本当にいいものなのかはさておき)「いいものなら買ってくれる」という思い込みにハマっていることに気づかされました。
セミナーでの学び
カスタマージャーニーマップのようなアウトプットを作りながら、冷静に見つめなおすことで、思い込みのワナ「いいものなら買ってくれる」に気づくことができる。
本当に価値があるものであれば、顧客に価値を届ける手段を作ろう
⇒すくなくとも自分が必要だと思ったのかが顧客に伝わるようなランディングページをつくろう!
オンライン壁打ちの価値
壁打ちで発表することでよりたくさんの気づきを得られる。
⇒説明によどむポイントは、詰めが甘い
他人の意見でより弱点に気づける
オンラインなので参加しやすい
以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。