24時間ではしりぬける物理
24時間ぶっ通しで現役物理学者が物理学、高校の物理で習う範囲及びその発展分野について、YouTubeで熱く講義をするイベント、24時間ではしりぬける物理を24時間視聴しましたので、感想とポエムをつづります。
※1 正しくは、24時間画面の前にいた、ですが。。
※2 マンガ喫茶の1DAYプランを利用しました。
おかげさまでマンガがはかどりましたし、ソフトクリームを堪能できました(待て
24時間ではしりぬける物理
講師は東京学芸大学の 小林晋平 准教授です。
元々開催予定であったイベントがコロナ騒動で流れたことからYouTubeでの開催とされたそうです。
とにかく小林先生の語る熱量がすごかった!
こういう先生がいらっしゃるなら講義を聞きに行きたいものです。
24時間ではしりぬける物理のYouTube動画のアーカイブがもう見れないのが残念です・・・。
→追記3/23(月)にアーカイブをどうするか発表があるそうです!
Twitter
有料で良いので販売しないかしら。
さてYouTube動画ですが、24時間テレビみたいに、ときどき明らかに休憩するための企画が入るのかな、と思っていたら、全くそんなこともありませんでした。
視聴者向けの休憩タイム(10分くらい)と(おそらく)ゼミ生による補講タイム以外、本当に小林先生がぶっ通しで、テンション高めに、立って黒板板書しながら講義されているから驚きでした。。
ダンスで鍛えられているようですが、その後の先生の肩(後半、黒板をスライドさせるのがしんどい、とおっしゃってました)と肺(後半、黒板の粉を吸うので喉が辛いとおっしゃってました)が心配です。。
お肌もカサカサ、口も口内炎がひどいと最後に仰ってました。。
チャンネルの紹介サイトも見つけ、読みました。
番組の趣旨には共感しかありません。
高校物理で学ぶ物理学は、どうしても受験対策に偏りがちだ。そこで学んだ内容が、実生活の中ではどのような形で見えてくるのか。
そして、宇宙やブラックホール、素粒子など、最先端の物理学の中でどういった意味をもつのか分かりにくい。
小林准教授は、受験科目としての物理学ではなく、物理学を勉強していくことで見えてくるつながりの幅広さや、面白さを伝えようというわけだ
『面白い』は大事です。でも、それだけで終わらないようにしたい。終わったあと、思わず本を一冊買ってしまうような講義にしたいです」
先生の著作もAmazonでポチってしまいましたので、講義は成功と言えましょう笑
ブラックホールと時空の方程式:15歳からの一般相対論
物理と、最近学びつつ仕事でも取り組んでいるデータサイエンス領域と物理学をうまく組み合わせたいと思います。
計算物理学II ―物理現象の解析・シミュレーション―
私はすっかり小林先生のファンになりました笑
自分と物理
親が大学で物理学を専攻していたせいか、家に物理関係の本があったり、時々物理について聞かされたりはしていました。
そのため、超ひも理論とか、ファインマンとか、なんのこっちゃわからないのに、単語だけは知っていたりします。
それだけ聞くと物理得意そうですが、特に苦手ででして、高校時代赤点でした。。。
まだ力学の最初あたりは何となく理解できましたが、振り子やバネあたりからだんだん良くわからなくなり、最終的には、なぜ突然電気が出るのか、なぜ急にコンデンサについて学んでいるのかもわからず、物理学が大嫌いになりました。
今思いますに、思いっきりディスりますが、高校の物理教師の授業が退屈だったんでしょうね。
もっと言うと、教師本人も授業そのものは退屈していたんじゃないでしょうか。
説明もそこそこに延々と数式解かされるだけでしたし。
(教科書にも書いてあったのかもしれませんし、教師も説明していたのかもしれませんが)学問は、なぜそのような理論が構築されるに至ったのか、そもそもどこのどんな人がその理論を作り上げたのか、時代背景はどのようなものだったのか、他のどの理論に派生しているのか、何に使えるのか、を学ばないと、死ぬほどつまらないです。
行列や線形代数の問題集を解くのはつまらなくても、機械学習やディープラーニングに必要となったら、必死で学びますし、なんで三角関数なんか勉強するの?という学生さんでも、音楽が好きで音の加工には三角関数を駆使するとなったら楽しく学べるんではないでしょうか。
以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました!