未来予測フレームワーク
(この記事はnoteで書いた記事と同じものです
https://note.mu/kj_man920/n/n02c94c61d962)
未来創造のビジネス創造セミナー『ミライ・ビジネスカレッジ』の最終回である第4回目テーマは「未来予測フレームワーク」。
講師は未来創造の代表、水野さん。
未来を予想し、未来の逆算から現在のあるべき方向を予想するフレームワーク(の片りん)を学びました。
未来を予測するとは
たとえば自動運転技術が当たり前になった未来では、寝てる間、事務仕事をしている間に、自宅から自由に移動することができます。
そのような未来では、狭い部屋と高い家賃を我慢して都会に住むメリットが大幅に減少します。
人々は郊外に住み、広い家に住むようになるでしょう。
都会の地価は低下し、郊外の地価が上がることが予測されます。
そのような社会で、どんなビジネスにニーズがあるのか・・・と考えるわけです。
例:
レンタルウェアサービス
いちいち着替を用意するのも面倒。
仕事相手と会うときにスーツを借り、レジャーを楽しむときには軽装を借りられる、レンタルウェアサービス
ドローン食事配達サービス
自動運転カーに好きな食事をドローンが運んできてくれるサービス
未来を予測するための基礎知識
未来を予測するために必要な基礎知識はとても多いです。
Amazonで検索して出て来た読みやすそうな本のリンクを載せました。
未読のものは、少しずつ読み進めていきます。
・国際経済学(未読)
国際経済学は、国家間の経済活動を分析対象とする経済学である。ミクロ分野とマクロ分野に大別される。
貿易論が前者であり、前者のみを指して国際経済学と区分する場合もある。
近年、独占的競争モデルの貿易論での使用の変種として空間経済学が生まれた。
一方、国際金融論、国際マクロ経済学が後者である(Wikiより)。
・行動経済学(未読)
行動経済学とは、経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく研究手法である(Wikiより)。
・社会科学(未読) 【一番重要とのこと!】
社会科学とは、自然と対比された社会についての科学的な認識活動およびその活動によって生み出された知識の体系である。
人間の社会の様々な面を科学的に探求する学術分野の総体である。
社会科学における「社会」という概念は、自然と対比されているものであるが、この「自然 / 社会」という対比は、遡れば古代ギリシャの「フュシス / ノモス」という対比的概念にまでさかのぼることができる(Wikiより)。
・テクノロジー動向(未読)
・心理学(未読)
心理学とは、心と行動の学問であり、科学的な手法によって研究される。
そのアプローチとしては、行動主義のように行動や認知を客観的に観察しようとするものと、一方で、主観的な内面的な経験を理論的な基礎におくものとがある。
研究法を質的研究と量的研究とに大別した場合、後者を主に学ぶ大学では、理数系として心理学を位置付けている例がある(Wikiより)。
・地政学(既読)
地政学は、地理的な環境が国家に与える政治的(主に国際政治)、軍事的、経済的な影響を、巨視的な視点で研究するものである。
イギリス、ドイツ、アメリカ合衆国などで国家戦略に科学的根拠と正当性を与えることを目的として発達した(Wikiより)。
・マーケティング(既読)
マーケティングとは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。
また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す(Wikiより)。
・キュレーターリンク
⇒一人ですべての知識を得るのは不可能。
知識のある人から情報を得るネットワークが重要。
・コミュニケーション
⇒知識のある人と適切に親しくできるコミュニケーション能力が重要。
デザイン思考・アート思考と未来予測
デザイン思考は現在の価値観でモノを考える。
時に破壊的イノベーションを起こしうる。
破壊的イノベーションがシンギュラリティを起こし、未来を作る。
アート思考は破壊的イノベーションを起こしうるが、世に出るべきタイミングを見定めることができない。
世に出るべきタイミングを適切にとらえるにはデザイン思考が有効。
EDGE&PRISM(←リンク先有)
『”EDGE”は、Economy(経済)、Demographics(人口動態)、Geoenvironment(地球環境)、Energy(エネルギー)の頭文字をとった、主に定量的なデータで将来環境を整理するためのフレームワーク。
要素毎に数値を確認することはもちろん、要素間の関係性、例えば、世界の人口動態の変化と経済規模の拡大、そしてそこから推計される労働生産性の伸張なども含め、包括的に数値を捉えることで、より鮮明に未来を描くことができる。
”PRISM”は、Politics(政治)、Religion(宗教)、Innovation(技術革新)、Social Movement(社会動向)の頭文字をとった、主に定性的な情報で将来環境を整理するためのフレームワーク。
その事象が本当に発生するか否かではなく、仮に発生した場合に業界の構造や自社の経営にどのようなインパクトがあるかを想定すること、ロボット技術や人工知能の進化によるより高度な機械化・自働化の進行と「EDGE」で整理した労働生産性の向上などをあわせて考えることで、より重層的な未来予想図を浮かび上がらせることができる。』
ソサエティ5.0
『サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会』とのこと。
『狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱』された。
どうみても攻殻機動隊です。本当にありがとうございました。
HDD普及になぜ50年かかったか?
HDDは1950年代にIBMによって開発されたが、実際に普及されたのは2000年代。
※参考 iPodは2001年発売
普及までに50年を要している。
その理由は、HDDのような大容量を必要とするニーズがユーザーになかったため。
素晴らしい技術も、ニーズをもたらす時代が到来しないと使い道がないという好例。
アランケイ
アメリカ合衆国の計算機科学者、教育者、ジャズ演奏家。パーソナルコンピュータの父、と言われることもある。
主に、オブジェクト指向プログラミングとユーザインタフェース設計に関する初期の功績で知られている。
「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」という言葉でも知られている。
マイクロコンピュータ以前の時代に、個人の活動を支援する「パーソナルコンピュータ」という概念を提唱した。つまり1960年代当時、高価で大きく、複数人で“共有”するのが当たり前だったコンピュータに“個人向け”という利用状況を想定し、それに相応しいコンピュータ環境がどうあるべきかを考えた人物。自らがそう名付けた「ダイナブック構想」の提唱者。「コンピュータ・リテラシー」という言葉も彼が造った(Wikiより)。
最も有名な言葉
◆「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」
1971年、パロアルト研究所の研究内容の将来予測を再三に渡って求めるゼロックス本社に対する回答(経営陣と開発陣の軋轢や見解の相違を端的に表している)
それについて本人が別の機会に補足した言葉
◆「未来はただそこにあるのではない。未来は我々が決めるものであり、宇宙の既知の法則に違反しない範囲で望んだ方向に向かわせることができる」
1984年
未来予測:ロボットが労働する社会
ロボットが労働する社会について、チームで検討した未来は以下のとおり。
①事象
ロボットが労働してくれるので、人類は働かなくても生きて行ける。
人類はヒマになる。
②現象
ヒマになった人類は、ごく一部の知的・肉体的トレーニングに励むものを除き、さながら古代ローマの富裕層のように、ヒマをつぶすための娯楽に興じるようになる。
③価値観
娯楽に興じ続けた人類は、娯楽ごとに街を建設する。
野球の街、TVゲームの街、パチンコの街…etc.
人類は大学に通って娯楽を学ぶようになる。
未来予測とSF
1985年 ドクがタイムトラベルに成功(バックトゥザフューチャー)
199X年 世界が核の炎に包まれる(北斗の拳)
2001年 長野県松本市に第2新東京市ができる(新世紀エヴァンゲリオン)
2011年 草薙素子が世界初の全身義体化手術を受ける(攻殻機動隊)
2019年 東京湾にネオ東京が建設される(AKIRA)
2022年 世界初のVRMMORPG ソードアート・オンライン発売(ソードアート・オンライン)
2112年 ドラえもん誕生(ドラえもん)
2124年 アムロがガンダムに搭乗(機動戦士ガンダム)
第2回目、3回目の感想