Jetson Nano を買ってセットアップしたのでまとめてみた
IoTを使った画像解析をやりたくてJetson Nanoを買いました。
なお、本記事のとおりに実施すればJetson Nano をセットアップできることを保証するものではありませんこと、ご了承ください。
買ったものは以下のとおりです。
Jetson Nano
ACアダプター
J48のところにジャンパーピンを刺さないと、ACアダプターを差し込んでも電源が入りませんのでお気を付けください。
User Guide より
参考サイト
私の場合はジャンパーピンが同梱されていましたが、同梱されていない場合もあるようです。
また、スイッチがないためJetson Nanoの電源オフ後、コンセントを差し直さないと再びJetson Nanoを起動することができません。
Jetson Nano に電源スイッチを追加するか、スイッチ付きの OA タップを使うとよいかと思います。
(私は スイッチ付きのOAタップを使いました。)
マイクロUSBからも給電できますが、GPUやマウス、キーボード等を使うとマイクロUSBでは電力が足りなくなるようです。
参考サイト
ケース
Jetson Nano ケース冷却ファンとカメラホルダー付きA02 / B01に対応
必須ではありませんが、Jetson Nano 本体だけですと基盤むき出しなのでケースを買いました。
組立式のアクリルケースを買ったのですが、間隔がキツキツでうまく組み立てられなかったので、こちらの金属ケースを追加で買いました。
電源ボタンも同梱されているのですが、組み立て方がうまくなかったのか、ボタンを押しっぱなしにしないと電源が切れてしまうため装着しませんでした。
カメラモジュール用のホルダーもついていますが、USBカメラを買ったので使いませんでした。
Wifi
USB の Wifi でもモノによってはドライバのインストールなしで使用できるようです。
が、私が検索した時には、各ブログで紹介されている、ドライバなしで使えるUSB Wifi は、すでに販売中止になっているものが多かったです。
このWifi カードは現行販売しておりますし、ドライバなしで使えるそうなので、こちらにしました。
設置し方はこちらのサイトも参考になりました。
NVIDIA Jetson Nanoの初期設定 | Wi-Fi設定 - ロボステーション
また、アンテナを付けなくてもWifi に接続できますが、受信感度をあげるためにもアンテナがあった方が良いでしょう。
カメラ
ラズパイのカメラモジュールも使えるようですが、私は接続しても使えませんでしたが、USBカメラでも使えました。
マイクロ SD カード
Jetson Nano単体では起動しません。
起動用のイメージをマイクロ SD カードにインストールして Jetson Nano に差し込む必要があります。
イメージのダウンロードは公式ガイドを参考にしましょう。
マイクロ SD カードのフォーマット、イメージの書き込み等は専用ソフトを使います。
こちらのサイトも参考になりました。
なお、Ubuntu (Jetson Nano の OS)のパスワードを忘れた場合、イメージを更新しなおせばリセットすることが可能です。
イメージをインストールしたマイクロ SD カードは、再フォーマットすることができなくなるようですが、イメージを改めて書きこむことは可能です。
マウス、キーボード
起動後に必要になるので用意しておきましょう。
完成
完成したのがこちらです。
図らずも電源ボタン/リセットボタン用の穴がちょうど目、SDカードスロットが口に見えますね。
あふれ出る既視感・・・
まだ起動させるところまでしかできていませんが、物体検出や画像分類にもチャレンジしていこうと思います。
以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。