koji/メガネ男の日誌

日々の学び、活動状況を記録します。仕事のことは少なめ。

UXデザインセミナー 補講 プロトタイピング・インタビュー実習

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 昨日はUXデザインセミナーの補講、プロトタイピングとインタビュー実習に参加しておりました。

 その学びをまとめたいと思います。

www.hcdnet.org

プロトタイピング実習

 パーフェクトウォレット(完璧な財布)という、スタンフォード大学のDスクールで実際にやっているワークショップを行いました。

Dスクール
 D-school(デザインスクール)は機械工学、コンピュータサイエンス、ビジネス、法律、文学など様々な選考の学生(Graduate向けのものが多いがUndergradの学生がとれるものもある)・教職員が集まり、デザイン思考を学びながら、分野を越えてイノベーションを生み出していく力を身につけていく、スタンフォード大学内の学科横断型プログラムです。
http://beyondthenexus.com/stanford_university_d-school/

 まず自分にとっての理想の財布をデザイン。
 次にペアのお相手の財布体験をインタビューで深堀して、お相手の理想の財布をデザインして、お相手に感触を伺ってみる、という内容でした。

 SF好き、テクノロジー好きのせいか、最初に考えた自分の理想の財布は、

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リング型で常に身に着けられる電子決済サイフ

でした。
 とても忘れっぽいので、部屋を出る⇒サイフ忘れたことに気づく⇒部屋に戻る、をやりかねないことから、常に身に着けられるサイフが思い浮かびました。
 また、誰かにお金をあげるとき、腕を重ね合わせてチャージ、とか少年漫画っぽくていいなぁとか思いました。

 ペアの方のインタビューの結果、賢くポイントが付くお店を選んでいたり、店員さんや後ろに並んでいる方をお待たせしない電子決済を利用しているとの発言を踏まえ、作ったツールが

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(左下)メガネ型決済+情報表示ツール

またガジェット系笑。

 真ん中上が決済端末のイメージで、このメガネでじっと見つめると決済できます。
 じっと見つめる=決済だと、うっかり決済されたり、泥棒もできてしまうので一考の余地がありますが、アイトラッキングできるメガネあるし、技術的にはできるんじゃないかなーと思っております。
 右下がメガネを通して見える情報。ポイントやカードが使えるかどうか、今何ポイントあるか等の情報が表示されます。
「見つめて決済」はかなりご好評をいただきましたので、何よりでした!
 お店を見たら食べログの評価とかが表示されるとさらによさげという意見もいただきました。

インタビュー実習

 「健康管理」をテーマに、講師の井登さんが演じる「気難しい神経質な」イノボリさん(講師の井登さんとは別人だそうです笑)を対象として、インタビューを行いました。

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皆で出し合ったインタビュー項目①

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皆で出し合ったインタビュー項目②

 インタビュー設計も、講師の井登さんの時系列や聞きやすい順に並べるとよい、とのアドバイスや、連続セミナーを通じてUXデザインの流れを経験しているメンバーが多いこともあり、比較的スムーズに進みました。

 

 「気難しい神経質な」イノボリさん(講師役の井登さんとは別人)は、「~できなくて落ち込むんですよね・・。」というネガティブ発言が多く、インタビューしにくいキャラがさく裂しますが、そんな状況でもいかにアイスブレイクをするか、という貴重な学びになりました。

 ネガティブな発言が多い人もそうですが、関係ない話題を話し出すおしゃべりな人、やや虚言癖がある人、評論癖がある人など、癖のあるインフォーマントと相対したときも、適切に対応し、隠されたニーズを聞き出せるようになりたいものです。

インフォーマント
文化人類学、人類学や言語学のフィールド調査などで研究者にデータを提供する人。情報提供者。 たとえば方言学者にとっての方言話者など。
服部四郎のフィールドワークや小泉八雲の妻などが有名。
Wikiより https://bit.ly/38GWXoQ

 また振り返りでは、

  • ネガティブな人に対し、共感したほうがいいのか、否定して励ましたほうがいいのか見定めて、本人が望んでいるアクションをとり、信頼を構築するとよい
  • アイスブレイクは早い段階でやる方がよい。
    アイスブレイクは軽い冗談や自己紹介、共感する話題等の和ませる会話だけでなく、相手を気遣うフォローのような信頼の構築も含まれる。
  • 相手が黙ってしまったときは、答えが思いつかなくて困っているてときもあれば、答えを出そうとしている時もあるので、話題を変えて相手が困らないようにフォローした方がいい時もあれば、待って答えを引き出したほうが深い回答を得られるときもあるので、難しい。
  • 身振り手振りが多いのは相手が不安だから。相手に安心してもらえる雰囲気作りを心がけよう。
  • 決め打ち質問は、相手が乗っかってきて無思考になってしまい、浅い回答しか得られなくなってしまうため避けた方が良い。
  • タイムコントロールする人は、場の雰囲気を壊さないようなサインを決めておくとよい。
  • メインインタビュアーは、流れに身を任せるくらいでよい。事前に考えてきた質問のうち大部分を放棄して、インフォーマントが乗ってきた質問に集中することもあるそう。その質問で、他の質問で聞きたかったことも聞けることが多い。
  • インタビューが終わったら、記憶があるうちに書き出すとよい。その時思い出せないことは、さほど意味がない内容であることが多い。
  • 今回の20分というインタビュー時間は長い。インタビューアーは相手の回答に「ダイブ」するくらいの姿勢がよい。
  • 設計した質問リストは、インフォーマントの気持ちをそぐので、インタビュー室に持ち込まない方がよい。
今回のセミナーで得たもの

 このサービスは売れる!いける!等の人の認知はバイアスが必ずかかるという確信。

 インタビューで相手も気づいていない意図を深堀するような「イイ」インタビューができるようになるには、実践あるのみ。

 (懇親会にて)UXデザインのような、新しい概念を組織に取り込むのはすごく大変。
 協力者や賛同者がいればその組織で頑張るもよし、ダメなら場所を変えるか諦めるか。
 いずれも行動あるべし。 

 

以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。

東京大学松尾研究室 GCIデータサイエンス講座のオンラインテストを受講した話

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 東京大学松尾研究室 GCIデータサイエンス講座のオンラインテストを受講した学びをまとめました。

 

 
(2020/3/15 追記)追記が遅くなりましたが、浜男さんに行列の積、numpy.matmul()をコメント欄にて教えていただきました!

そもそも東京大学松尾研究室 GCIデータサイエンス講座とは

 AIで有名な東大松尾研究室にて、2019年12月より、1)東京大学駒場キャンパス在学生、2)一般学生および社会人を対象とした、データサイエンティスト育成講座が開講されます。

 大学生、社会人技術者やマーケティング担当者、情報分野以外の研究者等を対象者と想定し設計されていますが、幅広い分野で役に立つ実践的なデータサイエンスを網羅的にカバーしているため、データサイエンスを身に付けたい幅広い層に活用いただけるものとなっているそうです。

 なお、募集は12月11日(水)まででした。

 事前のオンラインテストのカンニングになりかねない内容を含むため、期間終了まで公表を差し控えさせていただきました。

weblab.t.u-tokyo.ac.jp

 

どんなテスト内容だったか

 テストは90分で15問。
 pythonのnumpy、および行列の四則演算を使った基礎的な計算がきちんとできるかどうかを問うものでした。

 NumPyは、プログラミング言語Pythonにおいて数値計算を効率的に行うための拡張モジュールである。効率的な数値計算を行うための型付きの多次元配列(例えばベクトルや行列などを表現できる)のサポートをPythonに加えるとともに、それらを操作するための大規模な高水準の数学関数ライブラリを提供する。 

ja.wikipedia.org

 もともとPyQやProgate、書籍を通じてpythonをいじって勉強しておりましたが、最近はビジネス理論よりのことばかりやっており、pythonはおろかプログラミングから遠ざかっていたので、カンを取り戻すのに時間を使いましたが、きちんと調べていけば、90分内に完答できる内容でした。

 

numpyによる配列計算

np.array() 関数による生成

 np.array(object, dtype=None)

www.kamishima.net

 

 reshapeによる行列の変換

numpy.reshape(a, newshape, order=’C’)

 

deepage.net

 

numpy.diag()で対角成分を抽出

 np.diag()の引数にnumpy.ndarrayを指定すると、対角成分が一次元配列として返される。

numpy.diag()で対角行列を生成
 np.diag()は引数に一次元配列を指定するとその配列を対角成分とした対角行列が生成される。

したがって、np.diag()を2回繰り返すと、対角行列が作成できる。

note.nkmk.me

対角行列の例

 1 0 0

 0 2 0

 0 0 5

ja.wikipedia.org

 

列・行の合計

 numpy.sum()
 np.sum()に配列ndarrayを渡すと、すべての要素の合計値が返ってくる。

 ここで、引数axisに0を渡すと列ごとの合計値、1を渡すと行ごとの合計値が得られる。

note.nkmk.me

 

NumPy配列ndarrayを分割 split

numpy.split(): 等分割、または、任意の位置で分割

note.nkmk.me

 

NumPyで条件に応じた処理を行うwhereの使い方

numpy.where(条件、満たす場合の置換、満たさない場合の置換)

np.where(a < 4, ●, a) という処理をすれば、条件を満たした場合のみ置換する

note.nkmk.me

 

どうしてもわからなかった問題

配列A、BをCにせよ
どなたかわかる方、ご教示くださいませ m(_ _)m
A=np.array([[3, 1, 2],[3, 3, 1],[2, 1, 3]])
B=np.array([[2, 1, 2],[3, 2, 2],[3, 2, 1]])
C=np.array([[15, 9, 10],[18, 11, 13],[16, 10, 9]])

(2020/3/15 追記)追記が遅くなりましたが、浜男さんにコメント欄にて教えていただきました!

行列の積
 np.matmul(A,B)

note.nkmk.me

 

以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。

セミナー主催と集客とUXデザイン

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 昨日、タスクールさんにて、セミナー主催者のためのUXデザイン活用講座を受講したので、まとめます。
www.kokuchpro.com

 

  講師はUX連続セミナーでお世話になっている加藤公一さんです。

twitter.com

UXデザインとは

 UX(ユーエックス)は、User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、日本語では「ユーザー体験」と訳されています。
 ユーザー体験とは、ユーザーが製品やサービスを利用することによって受ける印象のことを指します。
 そして、そのユーザー体験をデザインすることを「UXデザイン」と言います。主にUXデザインの考え方は、システムや製品などの開発で使われる考え方です。

www.internetacademy.jp

 バルミューダは、「すごい機能のトースター」ではなく、「毎日おいしいパンが食べられる体験」を販売している。

www.balmuda.com

 「個人のイイ体験」を安定して提供することができるのか?

 ⇒Yes. 体系化されたプロセスで、イイ体験=個人の主観 を作り出す。

 例)ユーザーインタビュー⇒ペルソナの設計⇒カスタマージャーニーマップの作成⇒プロトタイピング⇒ユーザーインタビュー⇒プロトタイピング⇒(以下略

 

archeco.co.jp

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 カスタマージャーニーマップって作る必要あるの?

⇒2人以上のチームでプロジェクトを進めるとき便利。ないと、いつの間にかチームの理解の食い違いが生まれるかも。

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出展元:http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/14/16305

c.techbook.jp

UXデザインをセミナー運営に応用

 加藤公一さんの体験談

 開催していたセミナーが赤字続きだった。

 ある時、「有名な先生を呼べば集客できるという思い込み」は、「いい製品を作れば売れるという思い込み」と同じだと気づく。

 そこで、仕事でやっているUXデザインの考え方をセミナー運営に応用。

 まずはターゲットユーザーを整理。

 UXだとWeb系とメーカー系

 初級者、中級者、上級者

 メーカーの中級者なら会社が費用を出してくれる

 詳細なペルソナを設定する。

 ⇒こういう人のペインを救いたかったと気づかされる

 認知して、情報収集して、申し込みに至るまでのカスタマージャーニーマップを作成。

 5日間の連続セミナーの申し込み終了前に、Step0の単独セミナーを開催。
 価格を抑えて参加しやすくする。

Step0セミナーの参加によって、学ぶ気持ちを高めてもらう。
過去の連続セミナー経験者の声を共有することで、連続セミナーに参加した自分自身の将来像をイメージしてもらう。

 SNSの告知は限界がある。

 メーカー系だと社内スマホ持ち込み禁止だったり、そもそもSNSやってないことも多い。

 そこで紙のチラシを作成した。

⇒社内に貼ってもらやすくした。
 もし貼ってもらえれば、たくさんの人に認知してもらえる。

まとめ

 連続セミナーへの不安 Step0セミナーで払拭

 情報伝達手段 SNS+チラシ

 数回に分けて告知することで、何度目かでセミナーに対する興味が一定のラインを超え、アクション(申し込み)を起こす。

 告知文を丁寧に作りこみ、興味を持ってくれた方の参加への不安を取り除く。

どんな人が来る?⇒参加者の属性や雰囲気をつかめるようにする。

何をやる?⇒セミナーの様子をブログにアップ。セミナーの写真を公開。

ワークも個人/グループワーク/発表の有無⇒人によってはプレッシャーに感じる事も。

 セミナーの申し込みは、平日が多かった。
 ビジネス系のセミナーなので、休日は仕事アタマにならず、申し込みに至らない。

 ⇒告知は平日中心に行うべき!

 
ワークショップ セミナー等の集客のカスタマージャーニーマップの作成

 セミナーというほどのことはやっていないのですが、zoomを使ったオンラインで、少人数での壁打ちをやっておりまして、こちらを取り上げました。

 ビジネスで言われるところの壁打ちは答えがない悩みを持っている時、誰かに「壁打ちしてもいい?」というような使い方をすることが多いです。これは「答えを返してくれなくていいからとにかく話を聞いて」という意味合いを持ちます。

 悩みがある時に話を聞いてもらっているうちに自分で解決した、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。これはボール(悩み)をただ聞くだけの人(壁)に当てているうちにボール(答え)が返ってくるというような意味から壁打ちと言う言葉が使われるのでしょう。

tap-biz.jp

 このセミナーでは、ToBe(理想的な姿)のカスタマージャーニーマップを作成しました。

www.standardinc.jp

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 ピンク色の付箋の箇所が、特に「強い印象のある」ポイントです。

 整理してみると、ポジティブな感情としては、なかなか職場の人たちには話せないような個人的なワークの「発表の場が得られた」喜び、ネガティブな感情としては、そもそもこの主催者に「なぜ自分のアクションを語る必要があるのか?」という疑念でした。

 ついつい自分は「壁打ちしたほうがいいから参加してくれるよね」と思ってしまいますが、「なぜ自分を選んでもらえるのか」という点について深く考えていないことに気づかされました。

 まさに、(本当にいいものなのかはさておき)「いいものなら買ってくれる」という思い込みにハマっていることに気づかされました。

セミナーでの学び

 カスタマージャーニーマップのようなアウトプットを作りながら、冷静に見つめなおすことで、思い込みのワナ「いいものなら買ってくれる」に気づくことができる。

 本当に価値があるものであれば、顧客に価値を届ける手段を作ろう

 ⇒すくなくとも自分が必要だと思ったのかが顧客に伝わるようなランディングページをつくろう!

オンライン壁打ちの価値

 壁打ちで発表することでよりたくさんの気づきを得られる。

⇒説明によどむポイントは、詰めが甘い

 他人の意見でより弱点に気づける

 オンラインなので参加しやすい 

 

以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。

今週の雑感

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今週の雑感です。

 

19(火) UXサロン

 自分が参加したイベント・勉強会等のうち、もう参加したくないな・・・と思った時の体験をもとに、カスタマージャーニーマップを作成しました。

 自分が参加しなくなった最大の理由が、「馴染めない」でして、ノリが合わない、同じものを楽しめない、自分の持ってるスキルレベルとの差が激しい、などいろんな理由が思い浮かびました。

 また、入り込めない内輪トークが続いている、等も思い浮かびました。

 これって、そのイベント・勉強会がどういう経緯で開催されたのか、どんなテーマに注目していて、どんな書籍や動画でそれが学べるのかが書いてあって、参加している人たち同士で自己紹介しあう場があって、初っ端の共通の話題を提供してあげればある程度防げるなーと思いました。

 実際、スタートアップウィークエンドだと、Facebookで事前の情報発信があって、Facebook内で自己紹介があって、当日もビジネスアイデアをカタチにするという濃い共通の話題があるので、馴染めなくて困ったという記憶がありませんでした。

 なかなかあそこまでハードなワークショップをするのはハードルが高いですが、事前・事後に交流できる仕組みは参考になりそうです。

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20(水) エクスポネンシャル思考セミナー

 

 豊田通商でエクスポネンシャル(指数関数的)思考を学びました。

 新技術に関する動画を浴びるほど見て刺激を受けて覚醒せよ。

(参考)講師の斎藤さんに紹介いただいたサイト

www.tech-telescope.com

 ランダムで選んだ技術×ランダムで選んだ業界 でのアイデア出しを繰り返すことでアイデア力を高める。

 参考となる本「アイデアの作り方」

 自分の制限を外す問い

 ①1000億円あったら何をする?(お金の制限をはずす)

 (自分の答え)①ニッチな業界の企業全部買収して新しい業界構造をつくる。

 ②あと100年生きられるなら何をする?(時間の制限を外す)

 (自分の答え)②新しい数式の発見につとめる。

 ③仲間が1万人あったら何をする?(人手の制限を外す)

 (自分の答え)③国を作る

 よろしければ皆様の問いへの回答も教えてくださいませ!

夢はお金を呼び、現実はお金が逃げていく

 講師の斎藤さんは、『夢のある事業には何百億円という投資がされますが、皆さんは数十万円、数百万円の稟議書を却下されますよね』と言われました。

 個人レベルでも、時間・お金・精神という投資をしてて、同じことが言えそうです。

 日常的なことは投資効率を求めたり、特に食指が動かないのに、夢のあることにはめちゃくちゃ投資しても惜しくなかったりしますね。

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24(日)統計検定

 前日一日を付け焼刃の勉強にあてたおかげで、部屋の掃除が進みました!(待て

 やはり付け焼刃、試験の問題文を読むと、半分以上の問題に出てくる単語(標準誤差、残差etc...)が意味不明でした。。

 しかし、前日含め統計学に本気で触れて、「統計、面白い、実際に使えそう!」と思えてきたのでよい学びでした。

 たまたまAmazon Primeで黒子のバスケを見ていたので、中学校に10年に1人の逸材が5人(実際は6人?)集まる確率がポアソン分布で出せるんだー、統計スゲー!と一人で盛り上がっていたのでした。

bellcurve.jp

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 以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。

Nagoya×Mobilityに参加しました

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 名古屋からモビリティの未来を考えるイベント、Nagoya×Mobilityに参加してきましたので、まとめました。

peatix.com

 

講師の坂本さんのスライド

speakerdeck.com

 

自動車のデザイン化と課題

 自動車のコクピットは進化しにくい。

 ⇒計器類やボタン等のコンソールは、スマホやタブレットのように、バージョンアップしにくい。

  コンソールをディスプレイ化、ソフト化するためには、大きな壁がある

 

 自動車のデザイン、設計には時間がかかるので、進化のサイクルが遅れがち

 ⇒スマホのアプリは1年、車は5年

 

 海外市場の需要も反映するため、デザインがすべての要素を盛り込んだ折衷案になりがち

 

 自動車業界は成熟化、大企業化が進んでいる

自動車業界 : 企業一覧 : 日経会社情報DIGITAL : 日経電子版

 

 GoogleやUber、シェアサイクルはGoogle Mapで検索できるようになった。

⇒APIが公開されているため

 バスは情報が公開されておらず難しい

 

 ドライブデータとIDを紐づける仕組み作りが課題

 

ワークショップ(自チーム)

交通手段の現状とイメージについて

・バスが不便

→どこの停留所で、どこゆきバスに乗れば目的地まで行けるのか分かりにくい

・電車では目的地近くまで行けないことしばしば

 

原因

・バスに関する情報は取得しにくい

・駅には駅員がいるが、バス停には運転手以外いない。バスが来た時しか質問出来ない

・後払いか前払いか、前から乗車するのか中央から乗車するのか、バスによって違いがある

→電車はホームに注意書きがあるが、バスはほとんどない

・時間どおりに来ない

・行き先が違うバスに間違えて乗るリスクがある

・ピンと来ない名前のバス停がおおい

 

解消法

 Googleマップや乗換アプリで検索

 バス停にいる地元民に聞く

 バス停に表示される情報を増やす

 

交通

 課題

  広小路通の道路が混む。特に東山動物園付近

 解決案

  抜け道や駐車場等の情報を広く拡散する

  駐車場を増やす、配置を変える

 

観光

 対象

  名古屋ドーム

  →野球の試合やコンサート、イベントに使われる

 課題

  混む

  ホテルが近くにない

  閑散期の人集め

 解決案

  公共交通機関の利用を促す

  パブリックビューイングを設置してドームに来なくても観戦できるようにして人を分散させる

  早朝と深夜にイベントを開催して、時間帯を分散させる

  →深夜なら宿泊需要も生み出せる

 

以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。

UXデザインセミナー5回目 プロトタイピングの作りこみと発表

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 本日はUXデザイン連続セミナーの5回目でした。

 

www.hcdnet.org

 
サービス作りで重要なこと

 誰の何を解決するのか?

 注目したペイン(現状、AsIs)・理想(ToBe)の状態は何なのか?

⇒サービス作りをブレさせずに、最低限のものを作るとしたら何をつくるのか?という指針になる

 

船中八策ならぬのぞみ八策

 坂本龍馬が船の中で考えたという船中八策ならぬ、講師の井登さんが新幹線のぞみの中で考えたのぞみ八策。

 新規サービスを尖らせ、競合に打ち勝つために考えるべきポイントが8つまとめられています。

1.ペルソナにとって期待を超える価値は提供できているか?

2.ニーズ解決のみならず、ペルソナの「進化」を表すことができるか?

3.競合はどこか?想定される競合先は自社が戦うのに妥当か?(理想は競合なし)

4.競合の価値提案は何か?(ゲームチェンジのポイントは何か?)

5.何故このサービスを自分たちがやるのか?が明確か?

6.様々なリソースをもぎ取られても、それでもやり抜きたい、と思えるか?

7.事業・サービスがサステナブルであるための設計・配慮がなされているか?

8.事業・サービスがグロースするまでの道のり(マイルストーン)は描けているか?(どのように解決するか?)

ja.wikipedia.org

各チーム発表

自チーム(D)

 学習記録管理ツール+コーチング・チャットボット
 ストーリーボードを使い演劇形式で読み上げ、最後にプロトタイプをデモプレイ

Aチーム

 社内の個人・チームタスク共有ツール

 発表形式+紙で作ったプロトタイプによる実演

Bチーム

 社内匿名質問掲示板

 寸劇形式を交えつつ発表

Cチーム

 釣りに模した匿名性社内タスク依頼ツール

 レポーターがこの新サービスを導入した企業を取材するテイストでサービスの実演を交えつつ発表

Eチーム

 小さなチャレンジになるようタスクを変換しアドバイスする機能+コーチング・チャットボット

 インタビュー→ペルソナ作成→カスタマージャーニーマップといった一連のサービス作成過程に触れつつ発表

Fチーム

 Facebook+なりたい人のスキル・時間の使い方を把握してスキルアップを図る

 発表形式

 

感想

 スタートアップウィークエンドも共通ですが、ビジネスアイデア早出というのは、とても楽しいアイデアを生み出すことばかりに目がいきがちです。

 したがって、以下が抜けやすいです。

・マネタイズ

・競合との差別化

・最速で開発するための必要最低限の機能の絞り込み

・セールス・プロモーション

 

 今回のセミナーは、時間も私含めたメンバーの経験値もないし、メンバーも旧知の仲の人間で構成されているというわけではないので、そこまで至らないのは仕方はないですが、実際新サービスをローンチするにはそこまで作り込む必要があると感じました。

 また、知っている、と、自然とポインを抑えられる、と、教えられる、と、メンバーを導ける、の間には大きな隔たりがあるので、UXに限ったことではないですが、経験値獲得は継続して行いたいと思いました。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

スタートアップウィークエンド白浜に参加してきた

 スタートアップウィークエンド白浜の思い出+ポエムをつづります。

swshirahama.doorkeeper.jp

 運営及びスポンサー、会場を提供いただきましたクオリティソフト、スタッフの皆様には感謝申し上げます!

 

 

白浜へ

 和歌山ってどう行くんだっけ?と調べたら、大阪まで新幹線かバス、そこから特急と出て来たので、予約していたバスで大阪まで向かう。

 特急は天王寺から行った方が良いと後から気づき、バスも天王寺で降りられたと知り、ちょっと後悔。

 大阪から天王寺へ向かい、特急くろしおを探す。

 適当に行動しすぎて、どこから特急くろしおに乗れるかわからなくなり、駅員さんに聞きつつ何とかくろしおに乗車!

 道中、新しい仕事で役立つであろうIPO実務検定試験 公式テキストを読んでいたが、だんだん疲れて居眠りしてきたので中断。

 白浜に到着すると、パンダシート発見。

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白浜はパンダ推し

 送迎をどこで待ったものか、駅の出口付近のバス乗り場でボーっと考え事をしていたら、お迎えに来ていただいた方が見えたのでありがたく乗車。

 道中、街頭の明かりがないところが多く、なかなか白浜は自然の奥深いところなのだなあ、自分の故郷もこんなものだったなあとしみじみしていました。

 

1日目!

 事前にFacebookで「ネコに関するサービスをブラッシュアップする!」とのたまっていたので、ピッチでは「ネコ×癒し×いつでも」を掲げて自分の(歪んだ)ネコ愛を力説するも、あまり響かず。

 ちなみに、言うと余計引かれると思ったので言いませんでしたが、念能力で具現化系としてネコを具現化したいので水見式から始めましょう、と言いたかったです。
(言わなくてよかったです)

 自己アピールタイムも、端っこに並んでいたら自然と訪問してくれる親切な方(待てい)は誰もいらっしゃらず。
 人の集まりは、正規分布に従うんだな、中心ほど人が多く、端っこは人が来ないんだなーとぼんやりしていたら、「自分からいきなさい」と促していただいたので、営業活動に励みました。

 投票タイムでは、自分の投票した分しかないだろうと思っていたら、親切な方が3票(だったかな)ほど投じていただいたりと感涙しました、ありがたい限りですね。

 しかし、他の圧倒的な人気テーマに投票数が及ばず、あえなくネコ案は却下されたため、「ネコ」テーマの敗者復活にかけるか、人のテーマにジョインするか考えました。

 しかし、私と同じような歪んだネコ愛を持った危篤な方はいるまいと思い、一番むつかしそうなテーマ、「ポスト革命」にジョインしました。

 ずっと「ポスト ポスト(ポストの後のポスト)」と考えていたのは内緒です。

 革新的なポストは何か、と12時超えるまで議論し合います。

 なんだか今回はうまく行きそうだな!とテンションが上がりました。

 

2日目!

 習慣のせいか、いつもより遅く寝たのに、目覚ましもかけずに6時に目が覚めました。

 一とおり準備を済ませ、朝食の時間が来るのを待ちました。

 初日はベーコンとスクランブルエッグ、パンと洋食系朝食の王道でした!(写真無し・・)。

 一緒の机の方と雑談をしながら過ごし、2日目のサービス作りをスタート。

 初参加、二回目参加、さらにUXデザインセミナーを通じてインタビューの重要さを痛感していたが、なんと会場が街から遠く、車がないとインタビューできそうな場所に行くのも難しいとのこと。

 とりあえず車を出してもらえるよう、オーガナイザーの方々に甘えに行きますと、快く出していただける神のような方が!

 オーガナイザーにいらしたかしら?と思っていたら、参加者の方のお父様とのこと。

 そういえばお父様が来るという話を聞いたような。

 チームを半分こして、片方がインタビューへ、片方が残ってディスカッションを継続することに。私は残ってディスカッションを継続するほうに加わりました。

 革命的なポストに対するアイデアが、具体的なものばかりだったので、重複した内容について堂々巡りな議論が続いてしまうと怖いなと思い、アイデアを抽象化しておきました。

 インタビューに行っていたメンバーが戻ってくると、白浜ではポストにそもそもチラシが入ることがなく何かしらポストに入るだけで嬉しいとのこと、口コミを流すだけで商品完売になるようなインフルエンサーの存在といった情報が共有されました。

 もちろん白浜=日本ではないですが、そもそもチラシが届かずなんでも入ってれば嬉しいのであれば、ポストを革命してお金を稼ぐのは難しそうという結果がでてしまいました。

 仮説が外れるのは悲しいですが、新しい発見があるのは大変嬉しいものです。

 一方でインフルエンサー的な方が白浜にいるという情報から、地方×インフルエンサー=地方活性化、というアイデアが降臨し、さっそくテーマを変更いたしました。

 次々と議論が進められるのですが(議論のみは本当はよくないのですが・・反省)、地産地消を目指すべきか、地方から東京へ出荷すべきか、東京から地方へ流行りもの(には限りませんが)等を仕入れるべきか、という議論がぐ~るぐ~る回ってしまいました。

 正直なところ、どっちでもええやん、と思っていたのですが。。うまく言語化できず、周りを巻き込めず、議論がぐ~るぐ~る。

 さらに、コーチ役の社長様とのディスカッション中、実は地方を盛り上げるというのが重要な動機ではなさそうな告白もあり、情熱が冷めてしまいました。

 その一方で、もう一人のコーチ役の農家経営の方に、ずっと気になっていた質問をぶつけました。

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「仏手柑」という仏様の手の形をした果物

「なぜアキハバラの某店舗にぜひ作った商品を売りたいと思ったのですか?」
 すると、「それは大手百貨店が自分の都合ばかり押し付けるなか、この店舗さんは品質の安定しないジュースの仕入れや期限が少し近めの商品の引取り依頼はしないと言ってくれたこと!そこに熱意を感じたから」との回答。

 自分も色んな方に無理をお願いする仕事ばかりしてきたので、依頼先≒仕入先に負担をかけない、すなわち自分がリスクを取る!という行為がどれだけ熱意を表わしているのかすぐ理解できましたが、チームに共有しても一部あまり響いてないように感じられました。

 その後も議論のぐ~るぐ~るが続き、地方を盛り上げるというのが重要な動機がなさそうな告白を受けて情熱も冷め、その他もろもろ感じていた違和感から、これはもう無理かな・・・とそっとチームを去りました。

 議論ぐ~るぐ~るを止めるべきか…という思いもあり、チームを去るのは気が引けましたが、同じ様に2日目の夜にしてアイデアがまとまらないチームを見つけ、こちらにジョインしてみることに。

 白紙に近い方を何とかするほうが勉強になるかも!と何とか使えそうなアイデア、「玄関を出るとき、散歩に連れてってくれると勘違いした犬が飛び出すのを防止するノイズカットイヤホン」をひねり出し、プレゼン資料の手書きイメージをざっと紙に書いて1時過ぎに寝ました。

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3日目!

  早速昨日の夜遅くにひねり出したアイデアを裏付けるべく、インタビューに向かいました。

 山間の公園は温かくなる時間帯のせいか犬を連れた人がおらず、ホームセンターに行くもインタビューはお断り。
 動物病院は営業外、と、3日目にインタビューする羽目になった場合のどんづまりあるあるにハマりそう・・・と思っていたところ、浜辺の公園では犬を連れた方が3人ほどいらっしゃり、お1人からは、「人間には邪魔にならない柵がほしい」という貴重な意見をいただきました。
 これが3日目のお昼でなければよいのですが・・・。

 戻り次第、ストーリーの修正、スライドの作成をすすめましたが、さすがに短時間では 「人間には邪魔にならない柵」のアイデアは浮かびません。
 エンジニアの方もおらず、お手上げ侍です。
 しょうがないので、「エアカーテンみたいなプロダクト」で、「完成させられるエンジニア募集」とお茶を濁し、面白おかしい?プレゼンでごまかす作戦に出ました。

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 結果はやはりだいぶ悪かったようですが、それは仕方ないでしょう笑

 懇親会で抜けて迷惑をかけた元チームの方ともお話でき、懇親会終わりの9時には眠すぎて部屋に戻り、すぐ寝ました。

 途中で起きてお風呂に入ったとき、風呂場にいたでかいクモに脅かされましたが(クモ嫌い)、何とかお風呂を済ませ、また寝ました。

 

4日目!

 早く寝すぎたので、4時ごろに目を覚まして水を飲みに行くと、なんと夜通し反省会をしている方々が!びっくりしました。

 チームマネジメントや時間管理について熱い議論が交わされていましたが、それなら早く寝た方がいいのでは・・・、とツッコミたかったのは内緒です。

 でも真剣な議論だったので茶化すわけにもいかず、横で聞いておりました。
 その後皆さん寝るために引き上げてしまったので、私もいったん仮眠を取り、6時ごろに本を読みながら誰かを来るのを待っておりました。

 食堂の方が来たので、外に出ても問題ないか聞き、見納めに五色ヶ浜におりました。

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 その後朝食をとり、白浜駅まで車で送っていただき、同じ参加者の人と一緒に特急、新幹線で帰りました。

 スタートアップウィークエンドに対する思いを聞いたり、サービス検証中の考え方などを聞いたりと、非常に貴重な経験でした。

 

 次回参加する際は、サービスを生み出す鉄板の流れを体験し会得したいと思います。

また、鬼のように期限を切って行動しようと思います。

 

 最後に改めて運営及びスポンサー、会場を提供いただきましたクオリティソフト、スタッフの皆様には感謝申し上げます!

 

 以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。